「四季を感じる空間へ」を設計コンセプトとした東京・世田谷にある建築設計事務所

実績紹介

個人住宅

太田S邸

コンセプト

建築地は、日本を代表する高級住宅街にあります。敷地の西と北側に道路があり、東は駐車場・南は2階建ての住宅があります。「100年住み継ぐことのできる堅固な構造の誰もが住みたいと思うこじんまりとした鉄筋コンクリート住宅」とお客様は、最初お会いしたときにお話しくださいました。控え目ながらも、はっきりとしたイメージをお持ちのお客様に私たちは、下記の4つをご提案しました。

  • 100年コンクリートとも呼ばれる設計基準強度30Nの強度の高いコンクリートを使用し、耐久性の高い建物構造の提案。
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  • 建物を丸ごと断熱材で包むイメージの外断熱構造を採用し、ご高齢のご両親に快適な住まいとなるように提案。
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  • ライフスタイルの変化によって自由にリフォームできる構造躯体と内部間仕切りを別々に計画できるスケルトン・インフィルの発想を元に、2重床2重天井を採用し、構造躯体を内部になるべく出さないような構造計画と間取りの計画をご提案。
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  • 当社の{四季『春、夏、秋、冬』をつねに基本コンセプトに、4つのテーマ「光、風、水、緑」}を反映したプランと設えのご提案。

以上を主題としたご提案をし、お客様にご理解ご納得頂き、当社との住まいづくりがスタートしました。

      

1階は、広々と使いたいとのご要望で、LDとKとトイレのみとし、2階に寝室・書斎・水廻りとしました。脚の悪いご主人さまに対し、エレベーターを設置し、納戸とオーディオルームにもなる地下室を作りました。各部屋の構成も極力シンプルな配置として建物形状を整えました。
永く住み継ぐ、永く使えるという考えのもと、構造をより強固にし、断熱性能を高め、リフォームしやすく配管などをコンクリート壁に打ち込まないなどの処置を施した「長期優良住宅」に対応した仕様としました。エコと省エネを考え、太陽光発電を設置・利用したオール電化住宅としました。今回の外観の大きな特徴になっている煉瓦の外観は、本物の煉瓦を一つ一つ手作業で積んだものです。中空煉瓦工法といって煉瓦の内側に空気層・断熱材・鉄筋コンクリート造の壁を有し断熱性能を高めました。
長く住むための構造や工法を諸所に盛り込み、いつの時代にも住み手にとって住みやすい快適な暮らしができる、家族の住まいへの思いが詰まった住宅になりました。

DATA
  
建築場所東京都太田区 敷地面積150.92㎡(45.65坪)
延べ床面積143.56㎡(43.22坪) 構造RC造 地下1階、地上2階建
長期優良住宅認定

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