Works

共同住宅

ウィルローズ日本橋蛎殻町

Concept

水天宮駅・茅場町駅・人形町駅・浜町駅と様々な駅からアクセスできる「ウィルローズ日本橋蛎殻町」は、「日本の起点」「五街道の“はじまり”」である日本橋アドレスにあります。

複数の土地を一つにまとめたこの敷地は、「五街道の“はじまり”」である日本橋にあることから、外観を複数の建物が一つに合さり、重なったような構成でまとめようと考えました。

一つの建物を分節するように、黒い縦ラインを伏し、幾つかの建物がある様に見せ、それを建物低層部分である基壇部分を御影石の門型とブロンズのステンレス鋼板で繋ぎ、一つの建物として見えるようにデザインしました。

エントランス部分は、この土地に縁のある江戸琳派の酒井抱一をイメージし、随所に雅な黄金色となるブロンズ色をちりばめました。そこに、歴史ある日本橋の古くからある手仕事の良さをプラスして、エントランスホールを設えました。

大きな石を削り出したような御影石の壁面と木材を伝統的な〝麻の葉“模様の組子をガラスに挟み込み、ブロンズのステンレスの建具で壁位一面で構成された「エントランスホール」。職人さんの手で一つ一つ作り上げた、”江戸切子の壁付き照明”、丁寧に編み込まれた〝網代天井“、大理石と御影石の壁面などで構成された「エレベーターホール」。漆黒の聚楽壁に幅2.7mもある〝江戸切子の照明”と自然石とブロンズの格子が織りなす光壁とソファーの「ラウンジスペース」
伝統的な素材と製法を現在のデザインとして表現し設えました。

建築場所
東京都中央区日本橋蛎殻町
用途
共同住宅
竣工年月
2015年11月
敷地面積
928.82 m²
構造・階数
鉄筋コンクリート造 地下1階地上12階建て
延べ面積
7439.27 m²

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