Concept

都市で働く、職住近接を選んだけれど、OFFもしっかりと家族や余暇を楽しむ。
そんな便利で、歴史ある「銀座・京橋」の賑わいと休日の安らぎと夜間の静けさを豊かに感じる建物づくりを目指しました。

日々変貌を遂げる銀座・京橋は、歴史ある由緒正しき地でもあります。そんな場所にほど近い、時代劇の舞台にもなっている八丁堀に、賑わいと安らぎ、「喧騒と静寂」と「力強さと優しさ」いったコンセプト・キーワードから、デザインテーマを次のようにしました。

日々忙しく・力強く働く日々。闊歩する賑やかさと喧騒が織り成す町並み。賑わう町は、喧騒も同時に生み出す、力強さも併せ持ちます。大きなボリュームを分節し、リズムを付け、濃淡でそれを強調し、水平ライン・垂直ラインをふすことで、賑わう華やかさと優しさを表現しました。全体に力強い大きなフレームを持つけれども、どこか優しさを併せ持つような印象を表現。逆梁ハイサッシの建て物ではあるが、建て物に陰影・奥行を与える様に柱・梁の位置を工夫しています。

エントランスは、その合いまった表現が、エントランス内部にも、展開・反映していくことで、全体として、「賑わいと安らぎの間に」というコンセプトでまとめていきたいと思いました。木（不燃木シート）と和紙（合わせガラスに内包）を用いた素材の柔らかさと杉板打ち放しの力強さを組み合わせ、コンセプト・イメージを表現しました。