Concept

敷地周辺には、保存樹や公園・神田川沿いの緑地等、23区内でも比較的、緑の豊かな地域に杉並和泉保育園は建てられました。

既存の古い、賃貸共同住宅を壊し、新たに建て替える計画です。今回の敷地の特徴でもある周辺の緑の豊かさを生かした建物づくりとその地域の愛着と将来を考慮して、共同住宅と保育園を建てる計画となりました。２棟同時の計画を行うことで、周囲の緑豊かな敷地の良さを生かし、安らぎと潤いの空間を演出できるように考え、一体的に計画することで、別々の計画ではできない空間的なつながりと広がりを持たせることを大きな柱として計画を進めていきました。

お客様からは、「ここが私の通った保育園」と胸を張って言えるような建物を作りたいとのお話がありました。

共同住宅棟と保育園棟との間に中庭形状の空地を設けシンボルツリーを配し、外壁や塀に使用する石やﾀｲﾙも同じものを使用し、一体的に広がりを感じられるように設えました。
建物周辺に植わる植栽には、花が咲くもの、実のなるもの、紅葉するもの等「四季を感じる空間づくり」を実践し、子供たちにも、その周辺の方々にも楽しんでいただける空間づくりを目指しました。

内部の間取り・仕様は、運営会社の「株式会社ベネッセスタイルケア」と一緒に考え、そこに通う子供たちの為により良い建て物づくりを設計から建設の間、行っていきました。

杉並区の認可保育園として平成27年4月1日にOPENいたしました。