現在のお住まいを「建替える」には、下記の4点を順に考えてみると費用も時間も上手にコントロールすることが出来ます。あたりまえのことの様に思える内容ですが、これも中々書籍やホームページに記載のない大事なポイントです。
- 1. 現在住んでいる住まいのどこに改善すべきところがあるか、どこに不満があるのかを明確にし、書き出す。
- 2. 現在住んでいる部屋・家具の寸法を測る。出来れば図面化する。
- 3. 解体工事費用が幾らになるかを解体業者に聞いてみる。その中で解体時に残すものがあるかないか?あった場合再利用するかしないか?を具体的に整理し伝えられるようにしておく。
- 4. 現状の外溝を使用するかしないかを決めておく。(3に通ずる)またできれば、現状の外溝を使用できるかどうかの相談を専門家にする。
この4つを検討しておくと、費用も時間も上手にコントロールすることが出来ます。
「建て替え」には、その「建て替え」をするという結論に至った経緯が必ずあります。それを明確にすることが、大前提です。その経緯がしっかりしていれば、予算やプランなどで再考が必要になったとき、判断がぶれずに「建て替え」の計画が進んでいきます。狭いリビングだから「建て替え」て広いリビングにしたいのか?それなら現状は何畳で「建て替え」たら何畳ぐらい欲しいのか?など対比が重要になってきます。
そして、建て替えには「解体工事」があります。その前に引越しもあります。打合せをしながら引越しの用意をし、解体工事に備え、また新築の工事の間に打合せをし、その間に引越しの用意をし、建物が出来たら引越しをするという流れになります。時間・手間が掛かります。そんな時間と手間を無駄にしないために、3.4で必要なものをあらかじめ考えていくことで、省力化・低負荷でいることが出来るのです。4の専門家に相談するというのは、費用面・法的な面など含めて行うことをお勧めします。長年使った塀などは現状の法律・必要強度を充たしていないものが少なくありません。ご注意ください。
「建て替えに至った経緯の整理と必要なものの確認」これに注目してください。