杉並S邸
コンセプト
こちらの住宅は閑静な住宅街にあります。敷地は南北に細長く、採光は東と南から得るという条件のもと設計を進めました。
設計の要望として『ナチュラルで白いイメージ』、『ウッドデッキのルーフバルコニー』、『ローコスト』がありました。
敷地の形状や大きさ、『ローコスト』という面を考えて、構造は木造としています。1階には仕事部屋とそのための大容量の収納部屋、洋室、浴室などの水まわりを、2階にはリビング・ダイニング・キッチン、寝室を、寝室とキッチン上にはロフトを設けてました。
外観は『ナチュラルで白いイメージ』を基に、白色が際立つように建物の形状は凹凸をつけず、よりシンプルな形状にしています。窓も一般的な引違窓ではなく、すべり出し窓やFIX窓とすることでスタイリッシュに仕上げました。
リビングの天井は高くとり、大開口の窓を設けて採光をたくさん取り込めるようにしています。この隣に『ウッドデッキのルーフバルコニー』を設けて、リビングと一体性も図っています。内装をとことん『白』にすることで光が部屋を反射し、空間をより広く見せることを可能にしています。
また、新生活を機にネコと暮らし始めるとのことでしたので、リビングや寝室など、家のあちこちにキャットウォークや潜り抜けを設けています。リビングの一部にはエコカラットの壁を設けて、白い空間のアクセントとしています。
デザインと居住性にこだわりながらも、『ローコスト』を実現した住まいとしました。
植栽は区の補助金で2/3を賄いました。
DATA
建築場所 | 東京都杉並区 | 敷地面積 | 71.00㎡(21.47坪) |
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延べ床面積 | 75.88㎡(22.95坪) | 構造 | 木造 地上2階 |